投影を取り戻す

 

自分の見る世界は、自分の心の投影で出来ている・・・・

それがすべて・・・という事がわかりました。

 

では、その後はどうすればいいのでしょうか。

投影を理解したら、次は投影を使って自分の人生の舵取りができるようになればいいですね!

 

私達は誰かと話している時に、とても嫌な気分になる時があります。

 

どうもこういうタイプは苦手だな・・・

と感じる時、もちろんそれも自分の心を映し出しているのですが、過去に嫌な体験をしている事を、その人を通じて思い出しているのです。

 

なので、過去に誰とどんな事があったのかを思い出す事が重要です。

 

たとえば、なぜか年上の女性の言動ばかりが腹が立つことがあったとします。

なのでどうも自分は年上女性が苦手だと感じているなら、記憶をたどって行くとお姉ちゃんに小さい頃いじめられた経験があったりします。

 

ようはその女性を通してお姉ちゃんを見ているのです。

 

お姉ちゃんに傷つけられた悲しさや、勝てなかった悔しさがよみがえってくるのです。

でも記憶そのものは潜在意識に閉じ込めているので、悲しみや悔しさの感情だけが湧きあがって来るのです。

 

なのでその年上の女性の前では、無意識に小さい頃の自分になっていて、緊張した状態になっているので、女性の方もあなたを見ているとなんだかイライラしてきつい事を言ってしまう・・・という悪循環になるのです。

 

2人揃えばお互いの間でバランスを取りますから、どちらかが変化すればもう一方も変化します。

 

その年上の女性を通して、実は過去の人間関係のやり残しがあった事に気がつく事が大切なんです。

 

そこでお姉ちゃんに対して感じていた事や、本当はお姉ちゃんにどうして欲しかったのかを考えてみる必要がありますね。

 

この感情はお姉ちゃんに対してのもので、目の前の女性には関係ないのだ、自分はずっとこの痛い感情を抱えてきたのだとわかれば、今度はお姉ちゃんに向き合う事です。

 

お姉ちゃんも実は弟(妹)に両親を取られた悔しさで、いじめていたのかも知れません。

 

お姉ちゃんもまた傷ついていたのだとわかれば、許す事もできるでしょう。

 

これが投影を取り戻すという事です。