投影


投影」とは、自分の心の内側を相手に映しだす事です。

相手の態度や言葉に反応して、いろいろな感情を感じる事です。

 

良い感情を投影できる相手には好印象を抱きます。

一緒にいると心地良いでしょう。

 

悪い感情を投影する相手には自分とは合わないと感じ、嫌いなタイプと判断してしまうでしょう。

 

 

以下は主にネガティブな部分を取り上げています。

 

自分が自分について判断している事(否定していたり攻撃している)や嫌っている部分を自分で認める事ができず、無意識に自分以外の人に相手がそう感じているように思い込んだり、この人は嫌な人だと思う心理状態の事です。

 

いわゆる「鏡現象」で、自分の中にそういう部分があると気がつくまではこの現象が続きます。

 

ここでほとんどの人が「人間関係ってしんどいな・・・」と感じています。

この時に「ああ、私の中にもこういう部分があるな」と気づくとずいぶん楽になります。

 

本当に嫌っているのは相手の事ではなく、自分自身の隠しているところにあると見方を変えると人間関係にも光が射してくるでしょう。

 

もしも、「私にはそんな所はないのに・・・」と思っている人は、誰かを許していないかも知れません。

 

その人とはどんな事があったのでしょうか・・・

 

嬉しかった事も悲しかった事も、その経験から自分の価値観や観念を作りだし、周囲の人や出来事に対して投影していきます。

 

そうやって自分劇を演じて一生を過ごしていくのです。 

どうせなら、楽しく役を演じたいものですね♪

 

では辛いと感じている役を楽しいと転換させるにはどうすればいいのでしょうか。

 

カウンセリングやワークショップでは「投影を取り戻す」というセッションをします。

これは自分を見つめ、自分に主導権を戻し、自己責任というアカウンタビリティに直面する事でもあります。

 

 

自分の中に無いものは見えませんから、素敵な恋人が欲しいと思っていても、自分が素敵にならなければ見つけるのは難しいです。

 

そして自分が素敵になるのも自己責任を受け入れる事から始まるのです。

 

 

投影を取り戻す